本読み記録002/小学生のときに感動した本

とにかく浴びるように本を読んだ小学生時代。

#小学生のときに感動した本
こんなハッシュタグでTweetしたもの、まとめてみることにします。

本好きになるベースには幼少期の母親の読み聞かせがあったとは思うのですが、その話は別の機会にして、、サピの行き帰り往復で2時間弱と寝る前の数十分が読書時間。千葉から人形町まで通っていたので本を読む時間はたっぷり。夜の22時の電車で『はてしない物語』を読んでた小学生、もしかしたらこんな夜遅くまでかわいそう、なんて思われていたかもしれませんが、どっぷりと「ファンタージエン」の国を旅していたのでそんな目線も気にならず。すっかりはまった結果、小6の夏休みの宿題の読書感想文の素材となりました。

大人になってから使う「感動」という言葉にぴったり当てはまるかはわからないけれど、思い返してみてこれを読んだから世界広がったなと思う本たちを紹介したいと思います。

 

灰谷健次郎『兎の眼』


今でもバイブル、といえる1冊。
子どものときは幼いながらに小谷先生に感情移入しながら、大人になってからは「先生」という立場として、何度読み返してもわたしにとって新たな気付きがある本。出てくる人たちがみんなあったかくて優しくて、人として大切なことはこの本から教わりました。
リンクを貼った角川つばさ文庫のものはルビ付きで読みやすくなっています。本当は鉄三の顔のイラストの文庫版が好きなのですが、読むハードルを下げてあげることで楽しく読めるなら。

灰谷健次郎『太陽の子』


物語の舞台は神戸と沖縄。
戦争真っただ中の話ではないけれど、戦争ものといったらこれを思い出します。そのころは行ったことがなかった沖縄という地を初めて知ったのがこの話ということもあり、今でも訪れるときはなんだか特別な想いがあります。
戦争が終わった後に残る爪痕を知ること。口承で伝えていくことが難しいものだからこそ、手に取ってほしい1冊です。
子ども向けにやさしい言葉で書かれたわけではないのにぐいぐいと読ませる感じは灰谷健次郎ならではですね。
てだのふあ・沖縄亭に集まる人々はみんなやさしい。どんなタイミングで初めての愛を知ることになっても遅すぎることはないなぁと。

芥川龍之介『鼻』


いわずもがな。とはいえ最初は漫画で入った気がします。絵が、、衝撃的でした。古典、名作に触れるきっかけはなんだっていい。両親がどんなタイミングで与えてくれたのかはもうはっきりと覚えていないけれど、この「鼻」だけは今でも脳裏に絵が浮かびます。。
出典として使われることは少ないけれど、中学受験に出されるから読む、のではなく「古典」の素晴らしさ、味わい深さを早くから知ってほしいなと思うのです。その時にわからなくても、後に「小さいときに読んだことがある」ことが財産になる場面があるような気がします。

星新一『ボッコちゃん』等 ショートショート


本好きではない理系男子もはまることありますね。
1冊に50編もの短編の詰め合わせ。
次から次へと繰り出される星新一ワールドにわくわくしながら、これも物語か!と新鮮な気持ちで読み進めたのを覚えています。当時のサピックスの国語の講習テキストにもちらほら出ているし、(短編だから出しやすかったのかも)今年は渋谷教育学園渋谷 第1回 は『城のなかの人』から出題されました。

こちらを書くにあたり検索していたらこんなサイトを見つけて興奮しています。
素敵なページ!→→→ 星新一公式サイト

江戸川乱歩 少年探偵団シリーズ


小林少年に惚れ込み小2から小3の4か月で26冊を読破!
自分の意思でシリーズものを読み切った最初の体験。読み進めるうちにシリーズが終わってしまうのがさみしくてさみしくて、、こんな本との出会いをしてほしいなぁと思っています。
新小3、ちょうどサピ通い始めの時期でした。舞台になることが多かった隅田川のあたりや夕暮れ時がちょっと怖いなぁなんて本の刷り込みですね。
文庫本化されたとのこと、全巻揃えたい・・・

ミヒャエルエンデ『果てしない物語』


説明不要の名作。あかがね色の表紙を開けるたびにファンタジーエンの世界に引き込まれ、現実の世界とのいったりきたりを楽しみました。夏期講習中の毎日、テキストだけでも重かったはずなのに、この分厚い本を背負って人形町に通っていました。
主人公バスチアンと共に旅をし、想像すること、物語に入り込むことの楽しさ、今思い出してもわくわくします。2色刷りの本文も、ハードカバーの装丁も素敵。文庫もいろいろ出ていますが、この本に関してはハードカバーであることに意味を持つ本だと思います。
こうして紹介することでこれから読むだれかの特別な一冊になってほしい、、なんて書いていたら人生で1度しか読まないなんてもったいない気がしてきました。きっとしばらく海外旅行には行けないだろうから、今年の夏はファンタージエンに旅してみようかと思います。

ジューンヴェルヌ『二年間の休暇』


冒険続きですね。『十五少年漂流記』ではなくてこちらの福音館の古典シリーズで読みました。これと『ピーターパンとウェンディ』が2冊セットで4年生のときのクリスマスプレゼントで年内にピーターパン、年明けに二年間の休暇を読み終わった記憶。これは読んだ人みなさん、誰が好きー?なんて話すると思いますが例にたがわずブリアン派でした。自分より少し上のお兄さんたちが活躍する長い長い二年間の旅、登場人物も多いので誰かしらに感情移入をしやすいので本を読みなれていなくても読みやすいかなとプレゼント本の上位候補にしています。

モンゴメリ『果樹園のセレナーデ』


モンゴメリの本は赤毛のアンをはじめ、たくさん読んでいるはずなのになぜか思い出すのはこの本なのです。漫画に出会う前に初めて触れた少女漫画、のような位置づけでしょうか。言葉を話せない美少女キルメニイの恋物語(ほかのレビューをみると愛憎劇とありますが、少年少女用にアレンジしてあったのかもしれません)人を好きになるってこういうことなんだ、と子どもながらにドキドキしながら読んだ気がします。アンと同じプリンスエドワード島を舞台にして美しく情緒ある風景の描写も心が癒されます。

 

1冊の本から新しい世界が広がること、小学生のときに知ることができて幸せでした。本を読んだ後の感動は決して声をあげるようなものではないことが多いけれど、幸せな読後感はやみつきです。

 

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