2021年2月を終えての雑感と『卒業したご家庭からの声』

2021年度の1年を振り返る

3月に入り、日差しが春めいてまいりました。
今年の受験はどうだったかなと思いながら情報収集をするも、どうしても個人的な感情が入るものです。総括や分析は大手塾にお任せすることにして、個人的な振り返りを。

この一年は家庭教師に求められることはなにか、ということを改めて考える年でした。2020年2月末に突然の学校休校が始まり、塾も立て続けに対面授業がストップ、どの学年にも大変さがあったとは思いますが、やはり6年生のご家庭の心の負担は大きかったのではと思います。

これまでは塾の役割と家庭の役割、それぞれが分かれてこその「家庭学習」でしたが、朝から晩まで家にいながら、塾の授業も一方通行の動画配信だった時期もありました。対面でこそ、と思っていたこの仕事もオンラインへの切り替えを余儀なくされ、上手く進んでいたグループレッスンが解散になったり、セミナーを断念したりと予定変更もありましたし、なによりもオンラインになることで指導のクオリティを下げないようにと試行錯誤でした。

時期によって学校や塾のリズムが不規則になりがちでしたので、受験学年でない5年生までのご家庭とは、ペースを崩さないことを最優先してコツコツと。そして6年生とは例年以上に志望校を意識したレッスンとなりました。

学校説明会や文化祭などがことごとく中止になり、志望校が近く感じられない、併願校にいたってはイメージすらできないという悩みが聞かれたのも今年の特徴かもしれません。モチベーションが下がってしまわないように、塾で解禁になるよりも少し早く、志望校過去問の研究と称して、ちょっと覗いてみようかとフレームの把握を一緒にしたこともありました。

秋以降は国語のレッスンがメインでありながらも、併願校受験プランのご相談をいただいたり、他の教科の質問教室代わりになったり、面接対策をしたり、、、と保護者の方と密に連絡を取りながら、個人指導ならではの深い関わり方をさせていただきました。

対面やzoomを組み合わせながら1月最後までレッスンができたのは、ご家庭のご協力やご理解あってのことと感じています。
共に最後まで走り切らせていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

2021年組からのバトン

お問い合わせをいただく中で、家庭学習のサポートとはいうけど実際どんなことやってくれるの?何を頼んだらいいの、と聞かれることがあります。答えとしては十人十色、ご家庭それぞれ、としか言いようがないのですが実際にレビューを書いていただいて、そうそうこんなことしましたね!これが効いたんですよね、などなど、改めて気づかされることも多く、、、家庭教師に伴走を頼む際の一つの例として参考になればいいなという思いで書いていただきました。保護者の方々からは過分なお褒めの言葉もいただき恐縮ですが、どうぞ各ご家庭からのバトンとしてお読みいただければと思います。

⇒⇒⇒『卒業したご家庭の声』

こうして振り返りをしながらも今日は新6年生の指導を2件。
新しい年度がスタートしてすでに1か月です。
ついこの間まで5年生だった2人。次の2月をいよいよだね、とワクワクする気持ちで迎えられるように。受験学年ではないご家庭は、自信を持って次の学年に上がれるように土台作りとなる1年を。そしてどうしても時間の枠が限られているため、思うようにお時間が取れないご家庭にも、出会えてよかったと感じていただけるようなサポートを。

まずは本物の桜の季節がもうすぐです。
引き続き大変な年度となりそうですが、お子様にとっては一生に一度の中学受験、勉強っておもしろい!と思う瞬間が少しでも多くありますように!

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