芋づる式読書MAP 新作ができました
前作の第3弾から1年半、たくさんの良書に出会いました。
今回も引き続き、模試や過去問で出会った物語が中心ですが2023年の夏以降に出た新刊にも出来るだけ触れるようにしました。
また、高学年向けと年齢を括らずに、低学年であっても読めるものも入れ込んであります。ちょっと友人関係を気にし始めたころにおすすめなのが、村上しいこさんの『なりたいわたし』、かさいまりさんの『どっちでもいい子』。ぜひ親子で感想をシェアしてほしいです。
コロナ禍での学生生活を取り上げた作品もいくつか取り上げました。多感な時期の子ども達にとって、コロナ禍の数年は大人以上に長く感じたことと思います。
辻村深月さんの『この夏の星を見る』は国内の3拠点を舞台にした長編で、大人でも読みごたえのある内容になっていますし、歌代朔さんの『スクラッチ』は 閉塞感を抱えながらも前向きに進もうとする主人公たちが印象的です。
右上に置いた眞島めいりさんの『文通小説』から右側に繋がる数冊は、女子中高生の心のうち。ちょっと背伸びしたい年頃の高学年女子に読んでほしいなと思って選びました。
柚木麻子さんの『終点のあの子』は2023年の開成中の出典でした。わたしのお気に入りは『君たちは今が世界』を書かれた朝比奈あすかさんによる『ななみの海』です。児童養護施設で暮らす高校生が主人公の、大人にも読んでほしいテーマ性のある1冊。
芋づる式読書MAPはどの本から読まなければという決まりはありません。
ぜひ気になった1冊から広がる本の世界を楽しんでくださいね。
PDFはこちらから
こちらには、これまでに作ったものも含めて4つの芋づる式読書MAPをおいておきます。PDF形式にしておりますのでダウンロードしてご自由にお使いください。